たった1日、死ぬほど頑張ってみませんか
土、日の休みが消え。夏休みが消え。冬休みが消え。友達が遊んでる時に練習してた。だから今がある。
北斗旗の舞台に上がる人は当然、すごく頑張ってる人達です。
学校や仕事の前後、もう少し布団で寝ていたい、帰ってお酒飲んで遊んでいたい。
そんな気持ちを捨てて練習を重ねて重ねて重ねて5月12日に挑みます。
この日は4回か5回ほど、3分から6分ずつ、やっぱりすごく頑張ってる人達と殴り合いをしないといけません。
時間にすると、決勝まで行っても短くて12分、長くても30分程度です。
この12~30分は死ぬほどしんどいです。
けれど、この30分、これまでやってきた事が全て出し切れれば、これまでの数年から数十年が報われます。
拳が折れた状態でも殴り続けた人、足の甲が折れても蹴り続けた人、肋が折れても立ち続けた人。
それでも勝った優勝した人達で、その選択を後悔している人を見たことがありません。
前腕の骨まで折れても、足の甲が倍くらいに腫れ上がってて立てなくても、肋が折れて動くだけで激痛が走っている人も、優勝トロフィーを持って人生最高の笑顔です。
得点数で負けていて残り時間僅かな時、押し負けて勝利が逃げそうな時、是非この事を思い出してください。
武道の世界において試合出場や優勝は最終目標ではありませんが、1つの節目として優勝トロフィーを得る事で報われる事が絶対にあります。
この日全てを出し切れば、きっと良い事があります。
全ての出場者が全力を出し切れますように。
苦労したね
初めて入賞した時に、ある先輩から電話で言われた言葉です。
その時は押忍、と言いましたが、実は全然そんなこと思いませんでした。もっと言うと、武道で苦労をしたことはありません。
と言うと「才能の欠片もない奴が何強がってるんだ」となるかもしれませんが、事実です。
だって練習って楽しいでしょう。
死ぬほどミット打ち込んだり・・・
時には怖いパイセンに追い込まれたり・・・
筋トレで変顔になるまで追い込んだり・・・
めっちゃ下段回し蹴り蹴られたり・・・
そのまま動けなくなったり、痛すぎて涙出たり、次の日起き上がれなくなったり、色々有ります。試合前イライラしたり、怖くて仕方なかったり、粗相があったりそっちも色々ありますよ。
けど、結局自分で決めた道です。
自分のだめなところ弱さ見せつけられても、出来ない事自覚させられても、それも自分が選んだ道、別に逃げ出したければいつでも逃げ出せます。
けどそれでも、少なくとも「苦労したね」と言われた10年以上前にはこの言葉に違和感を感じました。
だって武道・格闘技って、めっちゃくちゃ楽しいんです。
これが優勝直後に感じたならその場の勢いとか多幸感に包まれての気持ちなんでしょうが、過去から現在に至るまで変わりません。
この楽しさをできるだけ多くの人と、できるだけたくさん共感したいので、今後も稽古を重ねて、皆で強くなりましょう!