strong is beautiful

現在開催されている多くの格闘競技と違い、空道には無差別大会があります。
武道の本懐でもある「無差別」は最近では殆ど見られなくなりました。
武道競技でも柔道と空手、ブラジリアン柔術くらいでしょうか。
身長差があると打撃での間合いの取り合いでは小さい方がどうしても不利になりますし、体重差があると打撃の重さに如実に差が出ますし、組力にも差が出ます。
結果を出す為にはきちんと身長に見合った体重に絞って試合に出るべきですし、周りがそうしてるのに自分だけリーチにハンディを背負ってやりあうのは中々厳しいものがあります。
しかしそれでも、無差別大会を鑑みてがっちり身体を作るのが空道流というか、大道塾流と言えましょう。

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(かつてはバンタム級のボクサーで、そこから20kg増やした辻村師範代。写真は若りし頃)

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(空手時代は60kgそこそこ、現在は72kgとK-1MAXに出るのにすら減量が必要な羽島指導員)

恐ろしい事に、辻村師範代、羽島指導員は-230クラス・・・空道では「最軽量」に属する選手だと言うことです。

空道には体力別大会(身長+体重で10刻みで行われる大会)もありますが出場するのに2人とも減量していません。
たまたま自分達の身長と体重を足したら230未満だったから-230大会に出場しているだけです。
また、トレーニングをして筋肉をきちんとつけるとケガも減ります。
コンタクトスポーツなのでどうしてもケガをしやすい競技ですので、ウェイトトレーニングや筋力トレーニングをきちんと行って、身体を作る事は本当に大切な事と言えるでしょう。

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「街で歩いてる人達見て、自分達より重いか軽いか考えて戦わへんやろ?戦いとは無差別なもんや」